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主婦は八百屋に娘は水に

詩集 作:奥寺佐渡子(新風舎 モダン詩ニューコレクション2・1986.5/9初版)

 「詩集を買う」ということはおそらく趣味的なことで,「小説」を買うことほど一般的ではない,と考える。
 ところで,この奥寺氏は私カイヌマの中学校の同級生だ。同級生に詩人がいることも一般的なことではない…けれど誰でも知り合いや親戚の中に,一人くらい有名人や「類い稀な人」がいたりするもんだと思う。詩人のひとりくらい大したことじゃない。
 私が奥寺さんに再会したのは「詩とメルヘン」の誌上だった。新進の詩人として写真(ポーズつき,歩道橋で虚空を見つめていた)入りで紹介されていた。大学生で,中国に留学予定だとプロフィールに記されていた。私はさっそく出版社に電話をかけ,彼女の所在を明らかにする…などという事は一切せず,胸の引き出しの何段目かにその出来事を仕舞い込んだのだった。
 それからかなり経って,パルコのブックセンターでこの詩集を手に入れた。限定200部サイン入りデラックス版(1,133円)。今から10年以上前のことだ。
 私は,再び奥寺さんに再会することが出来るのであろうか? そして,この詩集を持っていることを本人に知らせる機会はあるのだろうか?
 あったらいいなとは思うのだけどもね...

 映画「お引っ越し」などの脚本家の奥寺佐渡子さんは,同姓同名なのか,ご本人なのか。ちょっと気になっている。
 

(1999.10/10)

at 10:10, さばかん, 感想

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